賃貸借契約における重要事項説明とは?概要とポイントを解説!

賃貸借契約における重要事項説明とは?概要とポイントを解説!

賃貸物件の構造や設備、規約などは物件によってさまざまであり、内容によっては入居してから不便さを感じる場合もあります。
入居後のトラブルを避けるために役立つのが、賃貸借契約を締結する前におこなわれる重要事項説明です。
今回は、重要事項説明の概要と忘れずに確認しておきたいポイント、近年増えているIT重説について解説します。

賃貸借契約における重要事項説明とは?

重要事項説明とは、不動産会社に所属する宅地建物取引士が、入居希望者に対して家賃・各種費用・禁止事項・既存の不具合など、賃貸借契約に関わる重要な事項を説明する手続きです。
この説明は賃貸借契約前におこなわれ、内容に同意した場合は、書類に捺印して契約を結びます。
重要事項説明の実施は、宅地建物取引業法によって義務付けられており、貸主や借主が希望した場合でも省略することはできません。

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賃貸借契約の重要事項説明で確認しておきたいポイント

重要事項説明でまず確認しておきたいのは、家賃およびそれ以外にかかる各種費用のことです。
管理費・敷金・礼金・鍵の交換費用・更新料など、賃貸物件に入居するとさまざまな費用がかかるので、それらを把握したうえで賃貸借契約を結びましょう。
水道や電気、ガスなどのライフラインの整備状況を確認することも大切です。
とくにガスは都市ガスとプロパンガスの2種類があり、利用料金や災害時の復旧速度が変わるため、しっかり確認しておくことをおすすめします。
敷金の取り扱いと原状回復のルールも、退去時にトラブルになりやすいポイントなので、忘れず確認しておきましょう。
また、解約予告期間の長さなど、解約手続きに関する事項も重要なポイントです。
物件ごとに独自の特約が設けられている場合もあります。
重要事項説明では難解な用語が用いられることもあるので、わからない点や気になった点があれば、遠慮せずに質問しましょう。

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近年の賃貸借契約で増えているIT重説とは?

IT重説とは、情報通信技術を用いてオンラインでおこなわれる新しい重要事項説明の手続きを指します。
賃貸借契約においては、2017年からIT重説が導入されました。
入居希望者には重要事項説明書が送付され、通信機器を使用して宅地建物取引士と対話しながら説明がおこなわれます。
IT重説は、不動産会社に直接足を運ぶ必要がないため、手間と時間の節約がありますが、カメラ・マイク・スピーカー・パソコンなどの各種機器の準備が必要です。
また、スムーズにIT重説を進めるためには、セキュリティ面や良好な通信環境の確保も重要です。

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まとめ

重要事項説明とは、賃貸物件の家賃やルール、不具合といった重要事項を宅地建物取引士が入居希望者に説明する手続きです。
重要事項説明で説明された内容に、入居してから異議を申し立てることはできないので、後悔しないためにもしっかり説明を聞いておきましょう。
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